FAQ
内装編

このサイトで紹介する情報に起因する事故に関して一切の責任を持ちません。
各個人の判断で、安全に十分に留意して行動してください。



Q. ビートルに乗りたいと思っているのですが、一家5人で乗るのは狭すぎるでしょうか?
A. ビートルは大人2人と子供3人がきちんと乗れるように設計された車です。
  国内でも乗車定員はちゃんと5人になっていますので、ちゃんと乗れますよ。
  ただ、大の男が5人で乗ったらさすがに窮屈でしょうね。(^^;;;;;

  ちなみにビートルはフロントのトランクの他に、後部座席の後ろにも荷物を入れるスペースがあり、
  ある程度の荷物であれば簡単に飲み込んでしまいますよ。



Q. 走り出すとスピードメーターが「シャカシャカ」って鳴り出してうるさいんです。
A. 早めに手を入れないと、再起不能になりますよ。
  とりあえず、応急処置として、スピードメーターケーブルを外して、
  その穴から、 CRC 5-56等(スプレー潤滑剤)を大量に高圧噴射して、
  中のカップと磁石とぜんまいバネの辺りを潤します。

  せっかくですから、分解してメーターケーブルやメーターギア等の潤滑状態も
  チェックして、要すれば、給油しておきましょう。

  中古のメータも、大量に在庫してますし、もし必要があれば、
  OHも受け付けておりますのでお問い合わせください。
  また、デッドストックの新品のメーターも探せます。



Q. タコメーターをつけてみたいんですが?
A. で?

  工賃は\6000くらいから。
  パーツ的には安いものも高いものもありますよ。
  自分で取り付けてみるのも面白いです。はい。



Q. 上記で言われたように自分でタコメータを取り付けてみたのですが、
  イグニッションオンにすると、びよーんと8000rpmをさしたまま
  エンジンがかかってもまったく動いてくれません。
  配線は
   
−コイルのマイナス(デスビがつながってるほう)
   白−イルミネーション
   赤−電源+
   黒−アース(バッテリーのマイナスにつないでアース)
  にしています。
  何が原因かさっぱりわかりません。
A. Do it yourself。
  御自分でできるところから、車をいじる。
  とてもいいことだと思います。
  実際にいじった効果が現れたときは、他人に作業をお願いしたときよりも
  喜びが倍増するものですが、せっかくいじったのに動いてくれなくては
  寂しさも倍増ですよね。ToT

  そんなときは、BugBugまでお気軽にご相談ください。
  VW乗りのお力になれることが出来れば幸いです。


  タコメーターについてですが、配線に関しては

  > 緑−コイルのマイナス(デスビがつながってるほう)
    OK コイルのマイナス。1番側。
  > 白−イルミネーション
    OK 照明線、メーターの裏のグレーの配線から分配。
  > 赤−電源+
    OK キーをひねって、スピードメータの赤いランプが
    点灯しているときに導通がある配線。ACCプラス。
  > 黒−アース(バッテリーのマイナスにつないでアース)
    OK 

  たぶん、これで、OKだと思います。ただ、メーカーによって、
  配線の対応色が異なります。説明書が添付されているのであれば、
  それに従って、再度確認してください。
  製品により、緑がアースの可能性もあります。
  また、黒アースのほか、メータ本体をアースしないと
  指針しないものもあります。


  アースはメータ付近の鉄板部から取ったほうが
  接触不良の可能性を減らせます。
  指針の精度には影響ありません。


  余談ですが、製品によっては背面の気筒数の設定が必要です。
  これを忘れると、1200ccノーマルエンジンでも8000rpmを
  指したりして、すげー調子のいいエンジンだー!!
  と錯覚してしまうことがありますのでお気をつけ下さい。(^^;;



Q. ドアのウエザーストリップの腐食で、ドア内部へ雨が侵入しているようです。
  そのせいか、少しずつ内張りが歪んできて、そのうちクリップが
  ポロポロと取れてきてしまいました。対処方法はありますか?
A. ドアパネルは純正、社外、共にコルクボード
  (木屑&紙屑圧縮板)のようなもので出来ています。
  最近の社外品は防水加工されているものも多いですね。

  さて、ドアのゴムは劣化します。
  どうしても雨のしずくがドアパネルの裏をとおります。
  室内に入り込み、床の鉄板を錆びさせてしまうこともあります。
  さて、純正の状態では、ドアパネルとドアの間に、ビニールが付いています。
  もしついていなければ、早速ダッシュでコンビニへGO!
  ごみ袋の丈夫そうなものをカッターで裂いて貼り付けます。
  プロは専用のブチルゴムなどを使って接着しますが、セメダインG17でもOKです。
  コンビニでも売ってます。(黄色の鼻くそLOOKな接着剤です。)
  ドアパネルを外して、それよりほんの少しだけ小さくカットしたごみ袋をドアに接着します。
  ウインドークランクや、インナーハンドルの穴の周りにも接着剤を塗ります。
  外周、特に下回りは隙間や塗り残しの無いようにきっちりとシーリングします。
  これで窓下のウエザーストリップからの雨漏りくらいなら完全に対処できます。

  未来にVWを少しでも多く残すため、Check it out ! & コンビニへ GO !



Q. ヒーターをオンにするとガソリンの匂いがします。
  だんだんと気分が悪くなってくるんですが、ヒーターを止めたり、窓を開けたりすると、
  今度は寒さで凍えてしまいそうになるのでしょうがなく我慢して乗っています。
  なにかいい改善策はないのでしょうか?
A. ヘッドカバーガスケットから、オイル漏れがありませんか?
  ここから漏れたオイルは、ヒートエクスチェンジャーの中に入り、
  匂いの元になってしまいます。もし、漏れがあればガスケットを交換します。
  エクスチェンジャーを洗浄しなくても、2〜3日後には気にならなくなります。
  この他、エクスチェンジャー内部の亀裂や、腐食で、排気ガスが室内に
  入ってくる場合や、排気管のどこかのジョイント部分から漏れた排気ガスが
  室内に入る場合もあります。まずは、ヘッドカバーを疑ってみてください。



Q. ハンドルにヒビがはいっていたのですが、気がつくと、どんどん広がってきてまして、
  パックリと口を開けたようなヒビがホーンボタンの近くに入ってしまいました。
  これって見ないふりをしていても大丈夫なのでしょうか?
A. いずれ、ハンドルが割れて...。
  うそです。(*^^*ゞ

  ハンドルは、鉄の「型」の上に、樹脂をコートしています。
  ですから、表面にヒビが入っても、ハンドル自体が割れて
  折れたりすることはありませんので、ご安心を。

  ちなみにハンドルはレストア可能です。
  ただし、年式やモノによっては、程度の良いものを
  買ってしまったほうが安い場合もあります。
  詳しくはメールや電話でお問い合わせください。



Q. Type-2にしようなんていったら、「バスにはシートベルトがない」という
  噂を聞きます。ほんとにシートベルトは付いていないのでしょうか?
A. 他の昔の車と同様、VWバスにもビートルにもシートベルトが無い年式の
  車両があります。これは道路運送車両法、道路交通法について全く合法で、
  法律が完備される前の時代の車両であれば、取り付けの義務はありません。

  VWに関してはベルトが未装着の車両でも、取り付けの準備(ボルト取り付けの穴あけなど)が
  既にされているものが殆どですので、御希望に合せて、シートベルトを取り付けることが
  出来ます。
 
  またとても古く、準備の無い車両、ベルトの開発以前の車両でも、装着は可能です。
  最近はチャイルドシートの必要性でオーダーが多く、
  こちらでも独自のノウハウがありますのでご安心ください。



Q. 現在、VWタイプ3を購入したいと検討していますが、捜している車は、
  ほとんどエアコンが付いていません。
  取扱店の一軒に問い合わせたところ、エアコンの装着が難しいと言われてしましました・・・。
  そちらでは、エアコンの取り付けなどもしていただけるのでしょうか?
A. 技術的には取り付けは可能です。ただし Type-3 はエンジンルームがとても狭く、
  純正の部品の間を掻い潜ってもエアコンの機材を設置するのはとても困難で、
  対応する部品の手配、取り付け作業に、多大なる労力を投じる必要があります。
  キットは20万円程度で入手できますが、取り付けの工賃は作業内容の
  詳細によりますが、概ね20万円程度となります。ビートルや、バスのエアコンには
  数種あり、性能の面からお薦めできない商品、取り付け方法がありますので、
  詳しくは電話でご連絡をお願いします。
  形状や色などを工夫して作業しますと、キレイに見えますが、
  作業の工賃はとても高くなってしまいます。このあたりは、都度お見積です。

  エアコン装着に関しては車体に穴をたくさんあけますし、
  エアコンの機材がエンジンルーム、を占領し、
  整備性が悪くなります。例えば、エンジン脱着の工賃は2万円が3万円程度となり、
  その他、簡単なメンテナンス(プラグチェックなど)も面倒になります。

  フロントにエンジンがありませんので、室内に熱気が入りません。
  また、三角窓もあり、室内も快適な状態を楽しく過ごせます。
  夏場でも国産車に比べて、エアコンの必要性はあまり感じないです。
  エアコンを取り付けるのを納車時に依頼されたお客様には、先ずは一夏エアコン
  なしで過ごして頂いてからエアコンを検討いただくように、お願いしております。



Q. カーオーディオの電源の取り方で質問があります。
  近所のカーショップでは新たにリレーでバッテリーから直接電源を持ってくることを
  薦めてくれましたが、配線がたいへんそうです。
  通常はどこから取るのが普通なのでしょうか?
A. カーショップさんが、どのような理由で追加配線を考えていらっしゃるのかは、
  お話を詳しく伺ってみませんと分かりませんが、よほど大きな電力を必要
  とする300ワットを超えるアンプや、30万円を超えるような高価で音質も
  とてもよいものを取り付ける。普段は聞き取れないような微細な歪みや、
  ノイズをなくしたい。などという事でなければ、特に追加配線をひく必要は
  ないと存じます。

  メインの電源(常時電源)は、ヒューズボックスの下からはえている
  バッテリーからの赤い太い配線を使用し、これがヒューズボックスに
  取り付く部分で分岐して取り出します。

  また、エンジンをかけている時に投入される電源(アクセサリー電源)は、
  前出の赤い配線の隣りに黒の配線が密集している端子があります。
  ここから、分岐してください。
  もしくはメインキーの裏側に、黒い配線がありますので、こちらから
  分岐します。

  イルミネーション(照明)の配線があるオーディオの場合、
  配線は、燃料メーターの電球の裏から分岐して取るのが、作業的には簡易です。
  他のメーター部分、もしくはヘッドライトスイッチから分岐してもOKです。

  アースは、ボディー金属部分のボルトなどを利用してください。

  ヒューズボックスの配線は下側から分岐してください。上から取ると
  車両のヒューズを介してから、オーディオのヒューズに入ることになり、
  例えば、ワイパーを使用中にオーディオを使用した場合、ヒューズが切れてしまう
  等のトラブルとなります。オーディオのみのヒューズを使用するように
  下側からの分岐です。

  いずれの配線も、分岐の際は、必ず被覆を取り付けて、ボディーに接触しないように
  留意してください。また、VWは、鉄板部分が配線にとても近いので、
  鋭利な部分に配線を通すと、接触し振動でショートしてしまうこともありますので、
  こちらもあわせて注意してください。

  最近の車両のオーディオ配線はパソコンの裏側の配線のように、カプラー式となっています。
  VWなどの古い車両の場合、配線が単体でバラバラにある車両で、かつオーディオ専用線がない
  車両が殆どで、電気系統に知識をもたない作業者が(プロを含めて)配線を
  焼失してしまう場合や、車両火災の引き金となる場合が往々としてありますので、
  このあたりはガソリンの系統とともに、細心の注意が必要です。



Q. 気が付いたんですけど、ワーゲンって多くの車がみんな同じ香りがするのです。
  いろんなところで同じにおいなので、不思議です。すごく気に入ってしまいました。
  これって、ノンレストアだからですか?フルレストアで新しくするとあの香りは
  無くなるのですか?そうなると、車選びもかわりそうです。(^^;それだけ
  いい香りだったわけです。くだらないことかも知れませんが教えて下さい。
A. くだらないとは、思いません。
  「父が若い頃VWに乗っていたんです」という、通りすがりの方がお見えになり、
  ドアを開けた瞬間、「これに乗りたくなった」と仰いました。
  嗅覚は人間の感覚の中でもとても不思議な感覚のようで、
  香りで記憶をたくさん思い出したようです。こうなると、こちらにもお気持が伝わり、
  ご家族と以前過ごした車になるべく近い形にしてご提供させて頂きました。

  多分、仰る匂いは、シートの中の「アンコ」。通常はスポンジで形成される場合が
  多いのですが、ホースヘアーなどと呼ばれる、殆どのVW旧車は海藻の繊維を接着剤で
  束ねて固めている素材でクッションを造っております。この素材、難燃性であり、
  また、快適なクッション性能が長続きするので、長い間使用されておりましたが、
  最近は、スポンジが取って代わって来ております。
  そのほか、車の状態によってはヒーターから入る、エンジンルームの匂いや、
  カーペットのカビなども有り得るとは思います。水冷VWも独特の匂いがありますし、
  目隠しをしても、どんな車に乗っているのか、判る場合もあるかもしれません。

  レストアすると、塗装や、埃、他の臭いも加減され、また、個人の感覚も様々ですので、
  「まさにこの匂い!!」とはならないこともあるかもしれませんが、
  レストアの際のシート張り替えを、そのまま、もしくは、新しいホースヘアーを
  使用すれば、この匂いはほぼ再現できます。
  レストアした車両はあの新車の匂いも加味されますが、こちらは新車同様、
  短期間で消えるものです。


Back