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キズ編
□浅いスリ傷の直しかた
ボディを軽くこすってついた傷などで、塗装部分だけのツメが引っかからない程度の浅い傷や、
こすった相手側の塗料が付いてしまったときは、コンパウンドで直してしまうことができます。
コンパウンドには、粗目、細目、極細、仕上、などの種類がありますが、このような傷の場合は、
細目か極細からスタートするのがよいでしょう。柔らかい布にコンパウンドを少しつけて、力をいれずにやさしく磨くようにします。しばらく磨いていると、布に塗装の色がつき、傷も分からなくなっているはずです。
強くこすると下地塗装が出てしまうなど大変なことになるので、注意して作業を行ってください。なお、傷を消した部分だけ輝いてしまったときは、周囲もやさしく磨いてぼかしてしまいましょう。
□小さな傷の簡単な直しかた
スリ傷や小さな傷は、サビが出る前に補修してしまえば簡単です。小さな傷でも放っておくと塗装の内部に水や湿気が入り、サビが広がってしまいます。ボディの傷を見つけたらできるだけ
早くタッチアップなどの補修をしておきましょう。タッチアップペイントは多少手間がかかり、慣れていないときれいに仕上げるのは難しいですが、上手に行えばほぼ完全に目立たなくなります。塗るときは1回で仕上げようとせず、ていねいに塗り、1日乾燥させて凹みがあるようならもう1度塗るようにするとよいでしょう。少しずつ塗って周囲と同じ高さになるように塗るのがコツです。
□サビが出ている傷
ボディのサビは、そのままにしておくとどんどん進行していきます。サビを見つけたらすぐサビ
対策をし、完全に取り除いておきましょう。少しでもサビが残っていると、塗装面の下にもサビが広がってしまいます。ただし、状況によっては、サビを削り落としていくうちに穴をあけてしまう場合もあるので注意してください。
1. 傷がサビて塗膜が浮き上がってる場合、あるいはヒビ割れている場合は、マイナスドライバー
等でサビが広がっている部分の塗装をはがします。ごくわずかなヒビ割れでも浮き上がった
塗装をはがしていくと、意外なほどサビが広がっていることがよくあります。
2. 1000番くらいの耐水サンドペーパーに水をつけてサビをこすり落とします。周囲の
塗装面に傷をつけないように、丁寧にサビだけ落とします。
3. サビ部分を雑巾で拭き、乾かしてから、サビを化学的に変化させて進行を止めるサビ
転換剤をサビの部分に塗ります。これは塗ってしばらくおくとサビが黒く変色します。
このほかにも、サビを落とした後に金属の肌を露出させて、亜鉛系のサビ止め塗料を
塗る方法があります。
4. タッチペイント等でサビ転換剤の上から塗っていきます。付属の筆を使ってもよいのですが、
使いにくければ細筆を使うのも方法です。塗るコツは小さな傷の場合と同様ですが、とにかく
少しずつ、筆の先端をポツポツと塗装する面に当てる感じで丁寧に塗っていきます。
5. 塗装が完全に乾いたら、コンパウンドで平らにします。極細を柔らかい布に少しつけ、
タッチアップした塗装だけをこするように、丹念に磨いて仕上げます。
□洗車などの磨き傷
洗車機を使用してる車のローリング傷や、ワックスがけの磨き傷、ドアノブやキーシリンダー周辺のツメ跡などの細かい傷や、色あせたボディをよみがえらせるのに効果的なのが、カラーコーティング剤です。これは顔料入りワックスで、浅い傷の溝を顔料で埋めてしまって、傷を目立たなくし、美しいツヤが出るというものです。作業は塗って拭き取るだけ。完全に乾いてから拭き取るものと、乾く前に拭き取るものがあります。ただし、ボディが熱い状態のときや、日当たりでの作業はムラになりやすいので避けてください。効果はなかなかのもので、とくに濃色車、メタリック車などの磨き傷が目立つ車にはお勧めです。3ヶ月に一度の割合でコーティングするとよいでしょう。
□ボディのざらついた付着物
手のひらをボディに当てて、左右にこすってみるとザラザラしていることがあります。これは、車のブレーキダスト、電車のレールと車輪から発生する鉄粉、建物のサビ、塗装現場などの塗装霧などの異物が付着しているのが原因です。このような場合は、粘土クリーナーを使うと、驚くほど簡単にザラザラしている異物が取れます。これはその名のとおりの粘土で、ボディをこすることによって鉄粉などの異物を吸い取らせるというものです。使うときは洗車を充分にしてから、水をかけながら軽くこするのがポイント。ホースで水を流しながらでも、霧吹きでスプレーしながらでもかまいません。水で滑りをよくしないと、作業も大変で、塗装を傷めることにもなります。粘土が黒ずんできたら、その面を内側に巻き込んで、いつも新しい面でこするようにします。なお、粘土はべたつくので、薄いビニール手袋をしたほうが作業がしやすいでしょう。
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